留学生のためのデジハリ講義

今日はデジハリの留学生の皆さんへの講義でした。
中国の方々が多いので、どのくらい通じるか心配でしたが、感想を書いてもらうと、面白い内容だったとのコメントが多く、ちゃんと日本語で書いてくれていたので、ホットしました。
各国のインターネットについての法規制や自主規制はどのようになっているのか、興味深いところなのですが、なかなかそこまで今日の授業では掘り下げられませんでした。このテーマでもっと掘り下げて監視概論等、お話してみたいなと今日も感じました。

本日は業界のキーマンにもお会いし、情報交換させていただきましたが、日本のSDNSのこと、そしてソーシャルゲーム業界のこと、サイクルがめまぐるしく変化していっていること、肌で感じました。業界の中で人も行き来し、あの会社にいた方が、この会社に!と驚くことも多く、会社は変わってもネットワークは色々なところでつながっていることがありがたいことと感謝しています。

パーソナルデータの利活用に関する制度改正大綱

個人情報保護関係法令の改正の方向性を示す大綱に対するパブリックコメントの意見募集
が発表されています。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/pd/

7月24日が締切です。
パブリックコメントにより具体的な部分が肉付けされていくようですので、皆様ぜひコメントをお願いいたします。
国の方向性をしっかりと把握し見守るために、ぜひ一度お読みになってみてください。
来年には法改正が行われるとのことです。
今後のインターネットサービスが不自由にならないためにも現場からぜひご意見を・・・

日記再開 デジタルハリウッド大学講義から

5月末にデジタルハリウッド大学の講義をしました。
その時に初めて生徒さんに感想や質問を最後に書いてもらいました。これが大変面白く、参考にkなりました。今の大学一年生は、丁度携帯を持つ中学生になるころに、アクセス制限でフィルタリングデフォルト導入があり、要するにフィルタリングネイティブな子供たちなんです。
だから私が話す内容は、非常に皮膚感覚で分かる世代でした。なので、みなさん私の話は面白かったようです。私も、今年はものすごく話が通じるという感覚があり、大変話しやすかったのです。この講義と、学生さんたちの質問や意見を読んでから、私は今の業界動向を多くの方にお知らせしたいという気持ちが生まれてきました、2012年から新たな動きがあり、ソーシャルゲームの動向やスマートフォンアプリの動向、様々な消費者問題が加わり、複雑にからんでいます。大きく変わった点はプラットフォーマーが海外企業であるということで、ルールがグローバル対応していかないといけなくなったということなんですね。今年の課題はグローバルルールをいかに話し合い作っていくかということだと考えています。今何を知り、何を解決していかなければならないのかがわかるには、業界の全体像をとらえないとなりません。
しばらく日記をおやすみしていましたが、今の状況をお伝えしたいと、再開して少しずつ書いていきますのでよろしくお願いいたします。

スマートフォン アプリのレイティング基準

スマートフォンのアプリおよび利用者情報の扱いについて、今業界ではいくつかの会議が同時並行で動いています。
総務省の利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会のスマートフォンワーキング、安心協のスマートフォン作業部会、emaおよびMCFにても会議が開催され、WGでの意見交換も活発におこなわれています。スマートフォンのアプリダウンロードについてのセルフレイティング基準の検討、コミュニティサイトの基準はどうすうるのか、そして利用者情報についての業界内のガイドライン作成など、多くの課題があります。5月、あるいは6月ごろまでに報告書が作成される予定ですが、それまで活発に議論され、方向性が見出されることと思います。同時並行でかなりのスピードで進みそうですが、この問題はこれからインターネットの発展に欠かせないテーマですし、グローバルに検討されていくことと思います。
このごろのツイッターの国別ブロックの問題等、コミュニティサイトのグローバルな基準についてどのように検討していくべきか、大きなテーマです。日本にはかなり踏み込んだ仕組みが創られていますので、積極的に海外へ紹介されるように動いていきたいですね。

高校生熟議in大阪 二回目

昨日、高校生熟議in大阪が開催されました。
テーマは「私達にとってケータイ・インターネットとは」です。二回目となる今回は、サイト運営者の皆さんからのプレゼンがあり、自らファシリテーターもしていただく企画でした。
SNSやコミュニティサイトを日々運営し、ユーザーである高校生や中学生の書き込みを見てはいても、実際の彼らからじっくり話を聞いたり語り合うことはあまり多くはないはずですので、高校生の何気ない発言から気がつくことは多かったのではないかと思います。また、高校生は、インターネットビジネスの最前線にいる企業人が話してくれるインターネットの未来について、日々安全性、健全性を保つために行っている試みについて聞くことができたことは、インターネットやケータイへの全体的な理解を深めることになったと感じています。
また先生方は、サイト運営者のみなさんが、グループのみんながちゃんと発表できるように、「みんながんばれという」先生方と同じ立場、気持ちになってくれたことが大変嬉しいとおっしゃっていました。その後の第二部の交流会は、もちろん大変盛り上がりました!
今回、高校生のみなさんからは、フェイスブックツイッターなどのサービス名がよく出てきました。ブログやプロフよりも、フェイスブックツイッターが話題でした。またインターネットがグローバルであること、情報発信ができ、評価されうることなども多くのグループが共通してとらえていました。また、「インターネットが世界をひとつとしていけばいいなと思います」と発表したチームもあり、一回目からさらにインターネットやケータイへの本質的な理解がより深くなっていることを感じ、嬉しく思います。次回11月は午前に最後の熟議があり、午後にはきっちりとまとめのプレゼンまで創り、内田洋行さんの素晴らしいホールで発表です。大変楽しみです。このように多くの立場の人たちとの語り合いの場、理解を深めていける熟議、意義ある試みと感じています。

日本的ソーシャルメディアの未来

濱野さんの「日本的ソーシャルメディアの未来」読んでみました!
共同体と社会、コミュニティとソサエティ、時間を超えるインターネット、興味深い内容で、日本のこれからのソーシャルメディアはどのように変化していくのか、大変楽しみです。
日本型のコミュニケーションのあり方が非常によく理解できました。コミュニティ型の日本人は、ソーシャルメディアで新しい人間関係の在り方を学んでいるのではなかというお話になるほどとうなずけます。もう一冊読んでいる「ウェブ×ソーシャル×アメリカ」も本質的なテーマで非常に面白いです。人間とはなにか、社会とはなにか、根本的なところから見ていくと、どのようなこともで今起こっていることは大変興味深く面白いです。

高校生熟議第二回目 ファシリテーター会議

高校生熟議in大阪のファシリテーター会議を昨日開催しました。
今回はサイト事業者と高校生と熟議しようということで、サイト運営者の皆さんにファシリテーターとなってもらい、熟議をしていただこうと考えています。高校生の皆さんが知らないパトロールのこと、インターネットのこれからなど事業者ならではのお話を伝え考えてもらうきっかけとなればいいなと思います。サイト運営側も、実際、リアルな局面で高校生とじっくりお話するという機会はなかなかないので、大変楽しみにしています。今回のファシリテーター会議では、実際にどのようなお話をすればいいのかを熟議形式で話し合い、決めました。実際に熟議を経験して緊張もほぐれ、とても楽しかったです。お互いの話を聞くことで共感が生まれる熟議、
27日の開催がとても楽しみです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110725-00000040-rbb-sci