学校・家庭でできるメディアリテラシー教育 を読んで

千葉大 藤川先生の
「学校・家庭でできるメディアリテラシー教育―ネット・ケータイ時代に必要な力 」読ませていただきました。
ケータイインターネットのことを語る時に一番重要なのが、この「メディアリテラシー」であるとかねてから感じていましたが、メディアリテラシーの切り口で語られている藤川先生のこの本は、今の時代に大変必要であり、とても良く書かれていると感じました。
今の時代は、どんどん情報を処理する能力を上げていかなければなりません。情報はより良く考え生きていくためにとても必要なものです。インターネットで世界中の優秀な先生方の講義を聴くこともできるし、研究論文も手にいれることができます。情報をうまく処理し活用できれば、独学でも多くを学ぶことができるのです。また、自分から発信することで、多くの人とコミュニケーションしながら鍛えられる場面もあるでしょう。学習し、成長する機会はだれにも開かれています。道具をうまく使えること、有効な情報を活用していくこと、そして表現し発信していくこと、子供達がこれからの時代を生き延びていくために大変重要なことです。そのためには、メディアリテラシーについての教育が必要です。しかしメディアリテラシー向上の切り口ではあまり語られないのもこのケータイやインターネットなんですね。
学校の先生方、そして保護者の皆様にはぜひ読んでいただきたい本です。もちろん業界の皆様がたもぜひお読みになってみてください。