学校・家庭でできるメディアリテラシー教育 を読んで

千葉大 藤川先生の
「学校・家庭でできるメディアリテラシー教育―ネット・ケータイ時代に必要な力 」読ませていただきました。
ケータイインターネットのことを語る時に一番重要なのが、この「メディアリテラシー」であるとかねてから感じていましたが、メディアリテラシーの切り口で語られている藤川先生のこの本は、今の時代に大変必要であり、とても良く書かれていると感じました。
今の時代は、どんどん情報を処理する能力を上げていかなければなりません。情報はより良く考え生きていくためにとても必要なものです。インターネットで世界中の優秀な先生方の講義を聴くこともできるし、研究論文も手にいれることができます。情報をうまく処理し活用できれば、独学でも多くを学ぶことができるのです。また、自分から発信することで、多くの人とコミュニケーションしながら鍛えられる場面もあるでしょう。学習し、成長する機会はだれにも開かれています。道具をうまく使えること、有効な情報を活用していくこと、そして表現し発信していくこと、子供達がこれからの時代を生き延びていくために大変重要なことです。そのためには、メディアリテラシーについての教育が必要です。しかしメディアリテラシー向上の切り口ではあまり語られないのもこのケータイやインターネットなんですね。
学校の先生方、そして保護者の皆様にはぜひ読んでいただきたい本です。もちろん業界の皆様がたもぜひお読みになってみてください。

盛岡

先週末、盛岡に行ってきました。東北自動車道は、地震の為の速度制限があり、道も亀裂が入っているところもあります。盛岡はちょうど桜が満開で、石割り桜もまさに美しく咲き誇っていいました。北国の桜は美しい姿で風に吹かれていました。
ほんとうに美しい街、盛岡です。盛岡は内陸部で、沿岸の被災地に行くまでには山を超えて行くということもあり、陸続きの宮城と比べると、ワンクッション動きが遅くなるのですと、ボランティア活動をしていらっしゃる方々がおっしゃっていました。どのかたも皆さん心優しく丁寧で、ほんとうの復興は、今、これからはじまったばかりとおっしゃっていました。6月3日に行われる、東日本檀震災、いだきしんチャリティコンサートのご案内で、今回、動いてきました。10数年前には阪神淡路大震災で、盛岡にてコンサートが開催され、多くのみなさんにお世話になりました。再び、また盛岡に来ることになったのですが、盛岡の美しい自然、北上川岩手山に、心が豊かになっていきます。素晴らしい自然、どこまでも優しい自然によろこびあふれます。
本日東京に戻り、今は三重にきています。明日からまた東京です。

青少年ワーキング

様々ストップしていた会議が動きだし、先週から会議に出るようになりました。
特にこの一か月の間にいろいろな変化があり、ある意味人生が変わってしまったとも言えるような毎日です。
会議に出ると不思議な感じがします。
内容は震災前の流れが続いていいるので、時間がバックしたように感じます。
日本の先行きは大きく変わるでしょうが、まだまだ頭は以前のままで動いているようにも感じます。
さて、この青少年ワーキングの会議の前に、先週コミュニティ検証部会が安心協であったのですが、どちらも、コミュニティサイトの事件数が減っていないことに対してどのような対策をするべきかが課題となっていました。まだまだ新しい取り組みが始まったばかりで、数値が減らないのは致し方ないのではと思うのです。様々な施策がサイト全体に浸透するのは、規模が大きいサイトであればあるほど、時間がかかります。ノウハウが構築されるまでにはそれなりに時間は必要なのです。一朝一夕で出来ることではありません。先行したところとは3年の開きがあるのです。
また、スマートフォン対応が非常に難しい課題です。
海外企業との交渉は日本のSNSやコミュニティサイトと違って、文化自体が違いますから、いままでの論理は通用しないと思います。今後どのように展開していくか、青少年のインタネット利用環境を考える上で課題の多い状況です

新しい日本

東日本大震災から三週間が経ちました。桜も咲き始め、春の息吹にやっと胸が開いていく今日この頃ですが、被災地の子どもたちの教科書がかなり使えない状態であるとか、文房具は足りているのかしらとか、もうすぐ新学期が始まるわけですから、すぐに具体的に困るだろうなと心配になります。文科省では、今日、子どもの学びについての支援ポータルサイトをリリースしました。
ぜひ有効に活用していただきたいと心から願っています。
http://manabishien.mext.go.jp/
支援のマッチングサイトですが、うまく機能するといいなと考えています。
今、多くの方々が、どのようなことができるか、なにか自分たちができることがないかと考えていると思います。一人ひとりが自分ができることを考え、行動に移していることと感じています。
実際に学生さんたちが多く街に出て募金活動をしていますね。
この一週間、金沢、京都と回りました。東京にいる時と違って、平常と変わらない生活に、ホッとする気持ちもありますが、東京の緊張感の中にいると、東北のことをより近く感じることができるということも確かです。インターネットで出来ること、ネットならではの動きも考えていきたいと考えています。やることが山ほどありますが、新しい日本を創っていきたい気持ちです。

インターネットの役割

日々明らかになる大きな被害に、胸が痛むばかりです。余震が続く中、これ以上の被害が起こらないようにと祈るばかりですが、日本国民として復興に向け、かならず動いていこうという気持ちです。この大きな災害は子どもたちにも大きな影響を与えます。被災地の子どもたちはもちろんのことですが、映像で、また地震を実際に体験して、未来に希望を持てなくなる気持ちも子どもたちは漠然と感じるでしょう。大人でもこれだけショックなのですから。そんな中、ネット上では、さまざまな方々の心からの善意が集まっています。私もいくつかの善意のページや応援メッセージを見るにつけ、涙あふれそうになり、元気になっていきます。世界の人とのつながり、心と心を伝えあうこと、物質的な支援ももちろんですが、生きていくときに最も必要なことが、心の支援であり、気持ちなのではないでしょうか。愛あふれるメッセージがたくさん寄せられ、伝えあうことができるインターネット上のコミュニケーションは、今こそその実力を発揮すべきだと考えます。
もともとボランタリーなネットの世界です。こういった危機状況の時には心からのメッセージがもっと力になります。このような時のためにネットのコミュニティがあると考えています。
心ある企業は、さまざまな企画をぜひ考えて、みんなの善意が集まりプラスになるように動いていってほしいと考えています。

もっとグットネットinおおさか開催

昨日、もっとグットネットinおおさかが開催されました。
東京から向かうメンバーが、新幹線にのれるかどうか、この日の朝在来線が動いていなかったので、かなり厳しかったのですが、なんとか時間にまにあうことができ、無事開催されました。
大阪でもかなり揺れたようでしたが、12日は交通機関の混乱もなく、よかったです。
先生方に向けての非常に濃い内容のシンポジウムでした。みなさん熱心に聞いてくださり、帰りには用意した教材もほしいとおっしゃる皆さんが何人もいらしてとても良かったです。emaの啓発部会で長い間、積み重ねてやってきた活動ですが、このような形で発表できてよかったです。
また企画開催することで、多くの方々にお伝えしていくことがとても重要と感じました。
参加人数は多くなかったですが、充実したシンポジウムとなりご参加の皆様ありがとうございました。

キャンパスワークショップ

今日は日吉の慶応キャンパスにきています。キャンバスワークショップコレクションがこの土日に開催されています。昨日は27000人が参加したそうです。凄い人たちです。みんなゲームをしたり、何かを創造するワークショップはとても人気で、大勢の親子が並んでまっています。
毎回、安心協のブースで参加していますが、今年はemaのワークショップで、スタッフをしています。ケータイを使ってケータイインターネットのより良い利用の仕方、ルールなどを学ぶワークショップです。子どもたちと保護者の方々は、ケータイに向かっています。隣では、ヤフーさんが、iフォンを使ってのケータイ安全教室をしています。安心協のブースには、総務省からもボランティアでお手伝いにきていて、いつも見かけるメンバーが、海賊姿になって案内しているのを見るのがなかなか楽しいです。良く似合っています。
このワークショップも年々拡大しています。子どもたちも様々な創作活動が次々経験できるので楽しんでしょう。新しいメディアを駆使した創作活動もよりどりみどりです。子どもたちとの二日間
元気あふれてきます!